直近では、日本インフォア・グローバル・ソリューションズが、10月25日、新戦略となる「Infor10」を発表した。そのなかで目を引いたのが、新しいUI「Infor10 ION Workspace」の提供だ。個人市場では技術革新に伴ってユーザーエクスペリエンス(体験)に大きな変化がみられたが、法人市場では何十年も前に設計されたフォームやタスク指向で業務が行われている、というのが同社の見方だ。これに対して「Infor10 ION Workspace」は、ビジネスインテリジェンスやタスク、アラート、ソーシャルメディア、イベント管理といった機能を一つの画面に集約。ソーシャルサービスの概念を取り入れた。植木貴三・ビジネスコンサルティング本部執行役員本部長は、「これまでのように伝票を電子化するというような考え方では、業務効率や生産性をさらに向上させることは難しい。今は“知的労働”に焦点が移っており、コラボレーションをキーにSNSのポテンシャルを生かせる」と話す。