直近ではWindows 7やWindows Server 2008/2008 R2のサポート終了で大きな反動減が予想されていますが、これらのサービスによって国内のハード売り上げが伸び悩む部分をカバーできると考えています。売り上げについては厳しいところもあるでしょうが、収益面で維持・向上できる体制がすでに構築できています。
覚道 いくつかありますが、大きなところでは文教市場です。政府が25年には公立小中学校と高校に1人1台のPCを配備する方針を打ち出し、予算も付けていますが、当社では教員や生徒のニーズをしっかりと取り入れ、ここで生まれる新たな需要を拾っていきたいと考えています。具体的には新たに4~5万円台の2 in 1モデルをラインアップしました。10.1型のコンパクトモデルでモニタースタンドが必要ない自立型なんですが、小さな机が多い教育現場にフィットするのではないでしょうか。
覚道 近年の法人向け市場ではお客様の改革の転機になるような商売をしていかなくてはいけません。ユーザー企業に勤める方の暮らし向きがよくなるような変化をご支援していきたい。そのためにはお客様のビジネス環境を熟知した提案やソリューションが必要になります。「dynabook as a Service」というコンセプトを広げ、お客様の価値向上に寄与できる取り組みを本格化させていきます。