リーマン・ショック後、国内IT市場は大幅に冷え込んだ。ユーザー企業はIT投資を控え、ベンダーの業績にもはっきりとその影響が現れた。IDC Japanの調査によると、2010年の中堅・中小企業企業(SMB)市場のIT投資額は、全地域でマイナス成長となる見込み。一部地域を除き、改善傾向にあるとしたものの、本格的な回復基調に入るのは2011年以降となる見込みだ。もっとも、経済不況の真っ只中にあって、好調を維持したERP(統合基幹業務システム)ベンダーも少なくない。“仕込み”次第で状況は好転することの証といえるだろう。ERPベンダーは、流通・販売戦略を見直す時期を迎えている。