ソリトンシステムズ
エージェントレス機能を追加
検疫の敷居を下げ、幅広いニーズに応える

早くから検疫に注目 多くの導入実績を誇る

 数多くのセキュリティソリューションを提供し、市場から高い支持を獲得しているソリトンシステムズ。Windows Server 2008に「NAP」が標準搭載されるなど、セキュリティ市場で「検疫」に注目が集まるなか、同社は早い動きを見せている。ブリッジ型のネットワークアクセス制御アプライアンス製品「Net'Attest SecurityFilter」を2004年後半にリリースし、通信キャリアを中心に数多くの導入を進めてきた。出荷実績は08年3月末時点で190社、2200台を誇る。「Net'Attest SecurityFilter」は、検疫ネットワークの構築や持ち込みPCの接続制御、ダイナミックACLによるユーザーごとにアクセス制御し、セキュアな環境を実現する。

 「“Net'Attest SecurityFilter”は、他社の検疫ソリューションと比較してきめ細かい制御が可能なため、お客様のシステムに合わせて柔軟に導入することが可能です」と語るのは、事業開発本部・プロダクトマーケティング部の傳幸恵理マネージャだ。

 同社では3つの新機能を追加した「Net'Attest SecurityFilter V2.2」を08年7月末より出荷開始する。

 まず、最も期待されている新機能が「エージェントレス」だ。

 クライアントPCにエージェントを入れず、ActiveXによってWebからの認証を実現する。アプライアンスを追加するだけなので、既存のネットワークを変更する必要がない。設置が容易なため、検疫に対する敷居はさらに低くなる。

 「大学や官公庁、LAN接続サービスのあるホテルなど“クライアントPCにアプリケーションを追加したくない”と考えているお客様がターゲットです。どのような案件にも対応できるため、パートナー様にとっても提案しやすい商材と言えます」と、事業開発本部・第二開発部の橋本和也部長は語る。

 2つ目は、接続するインタフェースを切り替えることにより、障害による電源ダウン時でもバイパスのON/OFFを可能とし「サービス運用を優先させるお客様の声に応えた」(橋本部長)という。

 3つ目の新機能は、セッション管理の機能で、端末の環境による影響を最小限にするために、FlashからAjaxへ変更している。

次なる展開として証明書認証を提供

 「V2.2」の次のバージョン「V2.2.1」では、「Net'Attest SecurityFilter」のAPIを公開する。これにより他社の検疫システムとの機能連携が可能になる。「APIを活用いただくことで他社の検疫システムより“ネットワークから排除したい”という通知を受け、そのPCのアクセスを止めることもできます。シングルサインオンサーバーを導入しているお客様にも活用していただけます」(橋本部長)。“より確実にPCを特定する”という観点から、“証明書”による認証にも注目している。ノートPCなどに搭載されているTPM(セキュリティチップ)の中にデジタル証明書を入れておきネットワークへの接続を許可する仕組みを「V3.0」で提供する予定だ。検疫から証明書認証までセキュリティに対する敷居を下げ、顧客の裾野を広げる同社の展開に期待したい。


ソリトンシステムズ=http://www.soliton.co.jp/

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