両製品を組み合わせたソリューションも提供

 アーク・システムマネジメントの講演では、寺本佳弘・営業本部営業技術部長が登壇し、「NAS型データ共有とデータ保全アプラアンス、HCI統合ソリューションのご紹介」と題して、データ共有とデータバックアップ・アプライアンス「STOREND(エストレンド)-II・V」、サーバー仮想化アプライアンス「ASM-HCI」を紹介した。

寺本佳弘
営業本部
営業技術部長


 寺本部長はシステムトラブル、災害、ランサムウェアなど、さまざまな脅威に対するBCP対策が不可欠と説明。一方、中堅・中小企業がBCP対策に取り組むうえでは、すぐに導入できて、専門知識が無くても使える仕組みが求められている。「その解決策となるのが、容易なデータ保全(バックアップ)を可能にするアプライアンス『STOREND』。オペレーションミスや突発的な災害など、予期せぬ障害でデータが喪失しても復旧を可能にする保護機能を実装しているので、ビジネスを止めずに継続できる」と強調した。

 STORENDは自社開発のNASヘッドを使ったデータ共有とデータバックアップ・アプライアンスで、小・中規模環境の社内情報システムのファイル格納と共有・データのバックアップ・リストアを直感的に構成・操作できる。今回紹介したSTOREND-II・Vは、エンタープライズレベルのニーズに対応して機能拡張を実施。STOREND-Iに比べて倍以上のデータを格納でき、Active Directoryに完全対応、スナップショット機能などを搭載した。さらに、STOREND-Vは仮想環境への導入を可能とし、バックアップ機能としてNASボリュームのベアメタルバックアップや大容量テープ(LTFS)統合が可能となり、災害対策としてサーバー機器などとの異種機器間同期や大容量の遠隔レプリケーションを実現した。

 ASM-HCIは、中小規模のサーバー仮想化やVDIに最適なHCI。重複排除機能やフラッシュストレージによる自動階層機能を備え、重複排除機能を有効活用することで、小規模でのDR構成なら1Uのハードウェアでまかなえる。KVMベースのハイパーバイザー、統合管理ツール、データ保護アプリケーションを含むため、追加ライセンスの必要なく運用コストを大幅に削減できるという。

 寺本部長は「STOREND-V-KVMを開発中であり、ASM-HCIと組み合わせたソリューションを18年第2四半期をめどに提供する予定だ。これによって、仮想サーバーやVDI環境を含めて導入構築期間の短縮と運用コストの低減を図ることができる」と説明した。