ビープラッツの講演では「サブスクリプションの本質は『ビジネス革命』~自動車、機械、あらゆる分野で広がるサブスクの本質とは~」をテーマに、「サブスクリプションを日本で一番知る男」と自負する藤田健治社長がサブスクリプションビジネスのポイントを解説した。

藤田健治
社長

 ビープラッツは2006年の設立で、18年4月には東証マザーズに上場した。企業のサブスクリプションビジネスを支援する総合プラットフォームシステムの「Bplats」を開発・提供している。商品中心の既存ビジネスを顧客中心のサブスクリプションビジネスに適合させ、月額課金にとどまらず、従量課金などの契約管理や請求管理にも対応することができる。また、管理機能と利用者向けのマーケットプレイスやマイページまでをワンストップで提供し、サブスクリプションビジネスでのサプライチェーンを構築する「つながる」モデルなどに強みがあるという。

 藤田氏はまず、「18年はサブスクリプションがIT業界だけでなく一般にも広まった年となった一方、誤解も生じている」と指摘。「サブスクリプションは単に課金や決済手段を変えるだけではない」と話す。

 サブスクリプションには大きく三つの定義があり、モノへの課金を定額化するもの、提供形態をモノからコトへと変えるもの、これまでにない新たな価値を創造させるものであると藤田氏は説明。それによって「市場やプレイヤーが変わる『ビジネス革命』が起きることに本質がある」と強調する。

 その例として車を挙げ、レンタルやリースがビジネス革命の第1段階とすると、カーシェアが第2段階、「MaaS(Mobility as a Service)」が第3段階にあたると話した。

 そして、サブスクリプションビジネスの四つの本質として、「事業対象の変化(顧客との新たな関係)」「事業収益モデルの革新(ストック型への転換)」「パーソナライゼーション(マスから1対1への対応)」「ゲームチェンジ(異業種からの参入)」があるといい、事業者はそれぞれに対応を迫られることになっていくと語った。

 講演の最後に藤田氏は、「ビジネスモデルの変革によって、契約や請求に関する問題が起こっているが、当社ではサブスクリプションに対応した契約・請求管理の課題にトータルに対応できる販売管理ソリューションを提供している。サブスクリプションビジネスに取り組もうとしている方々は、ぜひ声を掛けてほしい」とアピールした。