ワンストップ調達で事業伸ばす IBM流通網を全国規模で強化


イグアス 社長 矢花達也
取材・文/安藤章司
撮影/ミワタダシ
撮影/ミワタダシ
週刊BCN 2008年12月22日vol.1265掲載
JBCCホールディングスグループで付加価値ディストリビューターのイグアスが業績を伸ばしている。IBM製サーバーからサプライ用品までワンストップで調達できる利便性が評価され、全国のビジネスパートナーに向けたディストリビューション事業が拡大。今年度(2009年3月期)はグループ会社との合併により合算ベースで年商400億円近くまで拡大する見通し。景気低迷によるIT投資の抑制が懸念されるものの、調達コストの削減や効率化を訴求していくことで、2年後には年商500億円を目指す。
安藤章司●取材/文 ミワタダシ●写真
続きは「週刊BCN+会員」のみご覧になれます(会員登録無料)
<会員特典>
1. 会員限定記事の閲覧が可能
2. メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
3. イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
Profile
矢花 達也
(やばな たつや)1954年、東京都生まれ。78年、立教大学経済学部卒業。同年、日本IBM入社。98年、GB事業部首都圏第一事業部長。03年、理事・ビジネスパートナー事業部長。06年、イグアス社長(現任)。07年、JBCCホールディングス取締役(現任)。
Company
会社紹介
2006年4月1日、付加価値ディストリビューター(VAD)として営業開始。日本IBMのVAD戦略の一環であり、日本情報通信(NI+C)のVAD事業とはライバル関係にある。日本IBMのビジネスパートナーを含む約460社のSIerがイグアス経由でサーバーやパソコンを仕入れる。08年10月にはグループ会社でサプライ販売を手がけるサプライバンクと合併。サーバーからITサプライ、オフィス用品までワンストップで仕入れられる体制を強化した。昨年度(08年3月期)の年商は207億円。今年度はサプライバンクとの合併もあり、通期合算ベースで年商400億円弱に達する見通し。2011年3月期には年商500億円へ拡大させる計画。