ニュース

ネットワン、日本IBM ストレージ分野で合弁会社を設立

2002/08/26 16:26

週刊BCN 2002年08月26日vol.954掲載

 

 ネットワンシステムズ(佐藤一雄社長)と日本IBM(大歳卓麻社長)は、ネットワーク・ストレージ分野に特化した合弁会社「プロストレージ」を設立する。新会社は9月2日付で設立・業務開始する。

 プロストレージは、IPベースのストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)市場を開拓することが目的。ネットワンと日本IBMの製品や技術、人材を生かし、両社の取扱い製品を統合し、顧客企業に最適なソリューションとして提供する。

 合弁会社の設立により、ネットワンは、「付加価値サービスがさらに高まり、ネットワーク・ストレージ市場に特化したサービスが提供できる」(佐藤社長)という。日本IBMでは、「ストレージは、セキュリティやシステムの可用性が高まるという点で市場が拡大しつつあり、当社にとって重要なビジネス市場だ」(大歳社長)と語る。

 資本金は2億円。出資比率はネットワン65%、日本IBM35%。社長には、澤田脩氏が就任する。澤田社長は、「今年度(03年3月期)は、20-23社の顧客企業を獲得し、14-16億円の売上高を見込む」としている。
  • 1