日立ソフトウェアエンジニアリング（小川健夫社長）と日本アイ・ビー・エム（日本IBM、大歳卓麻社長）は、日本IBMのウェブシステム構築ソフト「WebSphere（ウェブスフィア）ファミリー」の販売とサポートで包括協力していく。合意に基づき両社は、ウェブスフィアの技術支援、評価検証などを行う「ウェブスフィアイノベーション・センター（WIC）」を日立ソフト本社内に開設した。

　WICでは、ウェブスフィアを使ったソリューションの開発、システム設計、コンサルティング、パフォーマンス・チューニング、セミナー、デモンストレーション、技術検証、ベンチマークなどを実施する。

　両社は同センターをウェブアプリケーションシステム全般の推進拠点と位置づけ、両社のシステム開発力を融合し、ユーザーに先進ソリューションを提供していく。

　今後、日立ソフトは、従来から提供している各種サービスに加え、ウェブ対応のソリューションを開発・サポートすることで、e－ビジネス分野の販売を拡大し、2004年までに30億円の売上高を目指す。