【ソウル発】韓国では4月から小・中・高校生たちがいつでもどこでも個人の学習能力に合わせたオーダーメイド型学習サービスを利用できる「uラーニング(ユビキタスラーニング)」実験プロジェクトが始まった。uラーニングは韓国の次世代成長の原動力の1つとして集中的に育成されている分野でもある。

 uラーニング実験プロジェクトは、KT(韓国テレコム)やマイクロソフト、インテルコリアなどが協力し、研究学校として指定された全国18校に高速インターネット接続回線増速、学校と家庭に54Mbps級の高速無線LAN網構築、タブレットPC100台、PDA(携帯情報端末)350台、サーバー20台、無線インターネット接続ID350個、学習システムを提供した。

 政府は研究学校を「ユビキタス」と「インターネット基盤」に区別し、無線LANとタブレットPC、PDAを利用した学習と学校単位のサイバー家庭学習運営モデルなど未来の学校モデルを研究する方針でいる。

 しかし、まだ初期段階であるためトラブルもあった。予想を遥かに超えるトラフィックにより通信網が不安定になったため、アクセスポイントを教室ごとに2つから6つに増やした。また、学生らが学習と無関係なサイトに接続できないよう有害サイト遮断プログラムをすべてのPDAにインストールした。

 6月からはuラーニングシステムを学習管理システム(LMS)に連動させる計画で、学生1人1人の学習量とレベルをチェックする。すべての過程はPDA経由で行われ、保護者に学習進度を通知する機能も追加される。

 学習コンテンツはすべて学校のサーバーに載せてあるため、PDAのほか、インターネットに接続しているデスクトップやノートパソコンからも同じくuラーニングと同じ学習システムを利用できるようになっている。

 政府の教育部関係者は、「これまでの10年間の教育情報化推進経験と民間企業のIT先端技術を相互共有し、世界最強のeラーニング国家に跳躍するための協力事業を持続的に拡大させる計画だ。週5日勤務による社会・教育環境の変化に合わせ教育方法も新しく変わるべき」と話している。
趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)