エムオーテックス(MOTEX、高木哲男社長)は、東京支店を移転し新たに東京本部としたのにともない、開発機能の一部を同本部に置いた。東京を中心とした首都圏にユーザーや販売会社の本社および本社機能が多いことから、ユーザーごとに異なるニーズに応じた操作性の改良などを東京本部でもカバーできる体制にする。当面は3人程度の開発要員からスタートするが、年内には10人以上の要員を配置する計画で、ユーザーや販売会社へのサポート体制の充実を図る。

 同社は、これまで東京支店を台東区上野に置いていたが、このほど港区赤坂のアーク森ビルに移転し、新たに東京本部とした。

 主力のネットワークセキュリティ管理ツール「LanScope Cat(ランスコープ・キャット)」シリーズなどの製品開発は、これまで本社のある大阪をベースに展開してきた。一方で、ユーザーである大手企業のヘッドクォーターは東京を中心とした首都圏にある場合が多く、販売パートナー各社も首都圏にあるところがほとんど。東京本部開設によって、ユーザーや販売会社のサポート機能を強化するのに加え、開発機能の一部を置き、より機動的な対応ができる体制にする。

 エンジンなどのコア部分については、従来通り大阪をベースとするが、変化に対するアラームやログの管理・解析・報告などを行う監視情報分析のウェブコンソールなどは、ユーザーによってニーズも異なるため、よりフレキシブルに対応できるようユーザーの近くに置く方針。

 当面は3人程度の要員からスタートするが、営業やマーケティング部門における東京本部の比重が大きくなるため、開発要員についても強化する計画。遅くとも年内には10人以上を確保し、早期に20人規模の体制に引き上げるものとみられる。

 エムオーテックスでは、個人情報保護法の完全施行により「ランスコープ・キャット」シリーズの導入件数が増えているほか、今後は小規模事業者の導入も増えるとみて、小規模事業者向けの販売拡大を狙っている。東京本部における開発機能拡充も、こうした戦略の一環とみられる。