ソフトウエア・サイエンス(SSI、池田吉郎社長)は、ソフト開発の上流工程にあたる設計フェーズの品質検査を行うパッケージソフト「SQET(スケット)」を開発し、10月中旬からソフト開発企業向けに販売を開始した。

 「スケット」は、ソフトの開発前段階の設計書作成部分に不備がないかをチェックするツール。ユーザーが受注したプロジェクト内容を「スケット」に記入すると、各案件ごとに設計書作成段階で必要な項目を表示。チェック項目に合わせて検査を行うと、不備な部分や注意点、完成時点での粗利率などが分かる仕組みとなっている。

 設計標準パターンは、エンドユーザーの業種ごとに分けて30パターン用意しており、チェック項目は2000項目以上という。ソフトウエア・サイエンスは、受託ソフト開発をメインに手がけるソフトハウスで、約30年間の開発経験のなかで、開発の効率化と生産性向上のために「スケット」を開発し、自社利用してきた。今回、その実績とノウハウを生かしてパッケージ化し、ビジネスに結びつける。すでに自社内ではすべてのプロジェクトに導入しているという。

 倉持晃一・ITサービス第一部副主幹は、「ソフト開発のなかで、設計工程はシステムエンジニア(SE)の“聖域的”な要素が強く、プロジェクトマネージャーのスキルに依存しているのがほとんど。設計基準も案件ごとにマチマチで一番の問題」と指摘しており、「スケット」の必要性を強調している。

 価格は、10ユーザーで120万円。発売後1年間で10社への納入を見込む。

 販売は当面は直接販売のみだが、今後はパートナー経由の間接販売も始める。「製品を十分に理解し、導入支援も手がけられるパートナーと組みたい」(池田社長)考えだ。