2005年12月には、松下がGSM(Global System for Mobile Communications)携帯電話の生産・販売を止めるとともに、従業員1400人をリストラすることがメディアに公表された。これは同社が赤字を削減するための戦略調整で、今後、中国での携帯電話の生産は全面的に3G(third generation)に切り換えると発表した。
まず、無線通信技術の違いが、多少影響を与えている。中国では、日本特有のPDC(Personal Digital Cellular)スタンダードではなく、ヨーロッパ方式のGSMスタンダードを採用している。CDMAも存在しているが、GSMと比べると、はるかに数が少ない。この点で、欧米企業が優位性を持っている。