開発系SIer、ソーバル(推津順一社長)のRFID導入支援事業「ソーバルRFIDプロフェッショナルサービス」が好調だ。現段階で約15社にサービスを提供。2006年度(07年2月期)には、同サービスで10億円の売上高を見込んでいる。

 ソーバルRFIDプロフェッショナルサービスは、RFID導入にかかるシステムのコストや構築期間を削減するためのコンサルティングサービスで、今年3月から提供を開始した。

 ユーザー企業に対し、RFIDシステム構築で業務効率化を達成するためのハードウェアやソフトウェア、周波数帯などを提案。調査や実証実験などシステム構築にかかる事前調査のコストを約300万円削減し、工程を約2か月圧縮できる点に特徴がある。ユーザー企業から依頼があればシステム構築も行う。

 川下真・取締役ビジネスソリューション部長は、「以前から案件ベースでRFIDシステムの構築を行ってきたノウハウをコンサルティングサービスに生かすことで、コスト削減や工数圧縮を可能にした」という。実際のシステム導入では、ソフトウェア無線技術を搭載した自社開発のカスタマイズ型タグ読み取り装置を活用している。これにより、「顧客企業に適した製品を活用してシステム構築を行える」としている。

 サービスの導入企業は、製造や物流が中心で、顧客企業が15社程度に達した。工程管理や在庫管理でRFID活用を検討している企業が多く、「今後も、工場での業務効率化を図るためにRFIDシステムの導入を検討する企業に対してサービス提供を行っていく。引き合いベースでは、すでに数十社に達しているため、今年度で10億円の売り上げが見込める」とみている。

 今年度からRFIDに関するコンサルティングサービス提供を本格化したことについて川下取締役は、「ユーザー企業から、RFIDをどのように活用すれば良いのか分からないという声が多い。コンサルティングサービスをベースにアプローチをかけ、システム構築を行うほうがRFIDビジネスの拡大につながると判断した」としている。