MSNメッセンジャーAPI(Application Program Interface)が公開された後、電子辞書サービスプロバイダ、地図情報プロバイダなどはメッセンジャーロボットプログラムを組み、メッセンジャーを介してサービスを提供している。例えば、上海市でよく使われている「丁丁地図」というMSNロボットは、ビル名や道路番号などの行き先情報を送信すると、詳しい地図と関連情報を含んだウェブページURLを返信してくれる。これらのサイトへのアクセスは短期間で急速に成長しており、大きな成功を収めている。こういったケースから多くの経営者は啓発され、メッセンジャーの広告価値を開発し始めた。これがメッセンジャーロボット氾濫の背景である。そして、有用なサービスだけでなく、スパムを送りつけるような業者も現れた。報道によると、MSNメッセンジャーユーザーのおよそ9割はスパムを送付された経験があるという。