日本IBM(大歳卓麻社長)は、ブレードサーバーの新モデル「IBM BladeCenter JS22」投入に伴い、中堅企業市場への拡販を強化する。中堅企業に納入実績が高い「i5/OS」のサポートを表明するなど、中規模システムでも導入しやすい設計で販売増が見込めると判断。ディストリビュータと「System i」の販売代理店への販売支援策を活発化させる。

 「JS22」は、4.0GHzの「POWER6」プロセッサ搭載で高い処理能力をもちながら、100V電源対応の「BladeCenter S」と「i5/OS」に2008年第1四半期以降正式対応することが決まっており、中規模システムでの利用を容易にした。93万2505円で11月30日に出荷を始める。日本IBMは、10月下旬に「BladeCenter S」を発表し、中規模システム向けブレードサーバー販売に本腰を入れて取り組み始めたが、今回の「JS22」を商品化したことで、競争力がさらに高まったと判断、代理店向け施策も活発化させ、攻勢をかける。

 具体的には、主にディストリビュータと「System i」の代理店経由の販売に力を注ぐ。

 ディストリビュータ経由の拡販施策では、ブレードサーバーを販売するためのスキルトレーニングを日本IBMがディストリビュータに実施し、ユーザー企業に直接販売する代理店にはディストリビュータがトレーニングを行う仕組みを構築する。日本IBMが代理店に向けて個別に直接トレーニングを実施するだけでは不十分と考え、ディストリビュータとの連携を向上させることにした。

 一方、「System i」の代理店については、正式対応予定の「i5/OS」に精通した技術者が多いため、トレーニングなど新ブレードを扱うための支援内容を充実させる。ユーザー企業の要望に合わせて、「System i」とブレードサーバーを選択して販売できるように、両方の知識を兼ね備える代理店を拡充する計画だ。