コレガ(加藤彰社長)のLinuxボードが学生に人気を集めている。理数系を中心に組み込みソフトの検証用途で購入されるケースが多く、予想を上回る販売台数という。今後は、販路の拡大や製品の拡充などボード関連ビジネスの拡大を図る体制を整備する。

 汎用Linuxボードの位置づけで販売している「CG-LBSTD2PU」は、CPUにインフィニオン製ADM5120Pを採用しているほか、74mm×106mmの基板で小型組み込み機器に適していることが売りだ。もともと、VPNゲートウェイとして製品化したものをボード化した。9800円と低価格に設定。昨年12月の発売から7月下旬の時点で販売数が500台に達した。加藤社長は、「予想以上に好調な売れ行きだ」としている。

 販売好調をアピールするのは、販路を同社のウェブサイトのみに限定しているにもかかわらず売れているためだ。現段階では、店頭販売や同社の営業担当者による売り込みを行っていないという。「ウェブサイトで購入したユーザーが評価し、クチコミで広がったのではないか」とみている。ウェブ販売だからユーザー履歴が把握でき、ほとんどが学生と判明。理数系の学生が研究のために購入しているとみられ、手頃な価格と汎用的な評価ボードということで人気を博したようだ。

 ウェブ販売で売れたという実績を生かし、今後は販路拡大を模索。量販店経由での販売や、同社の法人営業担当者による教育機関へのアプローチなど販売体制の整備でビジネス拡大のチャンスを見い出す。学生を対象としたプログラミングコンテストとの連携も計画しているようだ。

 また、製品の拡充も検討しており、Linuxに加えてWindowsOS用の評価ボードをラインアップとして追加する計画をもっている。トライポッドワークスの評価ボード「TriBOARD EVA9」を販売する模様だ。コレガでは、ファイル転送サーバーなどトライポッド製品を販売するといったパートナーシップを以前から組んでいるため、評価ボードでも販売代理店になる話が進んでいる。「TriBOARD EVA9」は、ハードウェアを制御するドライバアプリケーションの開発やOS上に新しいプラットフォームを搭載して独自環境を構築することが可能。入力キーやタッチパネルを搭載していることが特徴となる。