東芝ソリューション(TSOL、梶川茂司社長)は、第19回全国高等専門学校プログラミングコンテスト(高専プロコン=高等専門学校連合会主催)の協賛活動の一環として、中国・大連東軟情報学院の学生5人と指導教員2人を招き、「最新技術動向ディスカッション」を10月15日に開催した。XMLや自然言語処理、検索技術などをテーマにディスカッションが行われた。

技術ディスカッションを開催

 東軟情報学院の学生は、今年10月11-12日にかけて開催された高専プロコンに2チームに分かれて参加。課題部門で特別賞(技術賞)を受賞した。ほかの1チームが参加した競技部門では、主催者側が準備したプログラムに不具合が発生。試合を断念せざるを得ないアクシデントが生じた。こうした体験を踏まえ、今回のディスカッションでは、「プログラムの品質がいかに重要かを学んでほしい」(TSOLの落合正雄・取締役IT技術研究所長)と伝える場面もあった。もし、社会インフラとなるシステムで同様のことが起こったらどうなるか、影響と損失はどのくらいになるか。プロはどのような対策をしているのかなどを考え、「ITの影響の大きさと技術者の責任の重さ」への理解を求めた。

 質疑応答では、東芝が開発に関わった演算チップ「Cell」の活用方針やオープンソースソフト(OSS)、検索技術などについての質問が飛び交った。欧米から発せられるITビジネス動向の情報は、中国の学生にもほぼリアルタイムで伝わる。こうした世界最新の動きに、敏感に反応する学生たちの姿を垣間見ることができた。


 東軟情報学院は、中国大手SIerのニューソフト(Neusoft、劉積仁CEO)傘下の教育機関であり学生数は約1万3000人。TSOLとニューソフトは過去10年余りにわたって密接な協力関係を保ってきた。ニューソフトへは年間1万人月規模のソフト開発を発注しており、TSOLのソフト開発拠点の府中事業所には今年度100人近いニューソフトの技術者が常駐している。