回線や電話機など通信関連製品の販売を手がけるフォーバル(大久保秀夫会長兼社長)は、今年度(2010年3月期)から経営革新を目的とするITコンサルティングサービスをメニュー化し、近く提供を開始する予定だ。SaaSなどサービス型モデルの販売も視野に入れる。

 コンサルサービスの対象ユーザーは50人以下の小企業。これまで同社が通信関連機器で獲得したユーザーに対してアプローチをかけていく。こうした企業は、経営革新に向けたIT導入を行っているケースが少ない。「誰に問い合わせればいいのかが分からない」というのも導入率が低い一因となっている。同社はこれまで、ネットワークインフラを中心に各企業にあわせたIT関連製品を販売してきた。その際に、ユーザー企業内の業務効率化やコスト削減、業績伸長に関するコンサルティングを行ってきた蓄積がある。そこで、「これまでのノウハウを生かしてメニュー化を図った」(青山栄一・事業推進本部システム技術統括部部長)としている。

 コンサルのメニュー化で拡販を図ろうとしているのは、SaaS事業への着手。SaaSのアプリケーションを提供するISVやSIerなどの販売代理店というポジションを確立する。(佐相彰彦)