エムオーテックス(MOTEX、高木哲男社長)は、ネットワークセキュリティツール「LanScope Cat」の新版「同 6.2.0.0」を開発、6月29日に発売する。オプションとして提供するサーバー監視機能も強化、同日付でリリースする。有力仮想化技術の正式サポートほか、サーバーとPCのアクセス状況を同時に把握できる機能などを追加。オプション製品は最大66%の値引きキャンペーンを実施し、トップシェアの座を強固にする。

 新版では、まず仮想化した情報システムでの動作に対応。仮想化技術としてマイクロソフトの「Hyper-V」とヴイエムウェアの「VMware」を正式サポートした。従業員PCのWebアクセスを監視する機能の対象ブラウザも拡大。現版でサポートする「Internet Explorer」「Mozilla Firefox」「NetScape」の3種類に加え、「Lunascape」や「Google Chrome」「Opera」など7ブラウザを追加して合計10種類に拡充した。また、ログやネットワーク状況をレポートとして出力する「Webコンソール」では、ワンクリックでレポート画面を「Excel」に自動変換する機能を加え、システム管理者のレポート作成作業の手間を軽減した。

 一方、オプションで販売するサーバー監視の強化では、サーバーへのアクセス状況を従来よりも詳細に把握できるようにした。現版では「誰が・どのPCで・どのファイルにアクセスしたか」がわかるが、新版ではドメインへのログイン/アウトと、基幹およびファイルサーバーへの接続・切断情報も取得可能。“なりすまし”を防ぐことができる。また、サーバーへのアクセス情報だけでなく、アクセスしたPCの操作ログも容易に参照可能にした。この機能を利用すれば、たとえば「サーバーにアクセスした従業員がPCにサーバーのデータをコピーしてUSBメモリに保存した」といった情報を数クリックで得られる。万一、情報漏えいなどが発生した場合、その原因が容易に把握できる。

 池田淳・Sales Promotion営業推進部課長は、オプションの新機能に対して自信を示し、「新版のなかで最大の特長。これまで『Cat』といえばログ収集機能のイメージが強かったと思うが、今後は『サーバー監視といえばCat』とユーザー企業やパートナーに思ってもらえるようPRする」と強調。拡販のため、5月末日までに注文したユーザー企業には、最大66%値引きして販売するキャンペーンを実施する

 「Lan Scope Cat」は、4800社に納入、380万台のクライアントPCに利用されている。調査会社の富士キメラ総研の調べでは、4年連続でトップシェアを維持。大塚商会やNECフィールディングなどのITベンダーが販売パートナーになっている。(木村剛士)