ネクスト・イット(仲西敏雄代表取締役)はファルコンストア・ジャパン(山中義晴社長)のOEM製品でCDP(継続データ保護)ソリューションの新版「Z-BYS ES(ジービス ES)」を販売開始した。それに伴い、ファルコンストアとの共同運営による、Z-BYSのパートナー制度を開始した。共同運営のパートナープログラムにより、両社の製品特徴などを明確化し、パートナーがより売りやすい体制を整える。

 両社は03年3月より協業関係にある。ファルコンストアが中堅から大規模向けに製品を提供するのに対し、ネクスト・イットはファルコンストアから製品のOEM供給を受けて「Z-BYS」のブランド名で中小企業向けに製品を販売している。

 管理ストレージ容量で製品を規模別で分けてダブルブランドで展開していたが、「どういったケースでどちらの製品を販売すればいいのか、製品の棲み分けが不明瞭になっていた」(ネクスト・イットの山本敬史営業推進本部 部長)。

 両社は共同運営のパートナープログラムを立ち上げることで、Z-BYS、ファルコンストアの各製品の違い、どこまでできるかといった性能面や提案の際の販促物、ホワイトペーパーなどを提供することで、パートナーが売りやすい体制を整える。

 ネクスト・イットがパートナーとのフロントに立つ形でファルコンストアから技術情報やマーケティング関連の販促物などの提供を受ける。

 ネクスト・イットは今春リリースしたCDPソリューションの新版で、HA(高可用性)機能を搭載し、Windows、Macintosh、Linux、Unixといった多様なプラットフォームに対応した「Z-BYS ES」を販売開始した。

 CDPはBCP(事業継続計画)の市場の盛り上がりに伴い、リアルタイムバックアップを実現できる製品として注目されている。「中小企業庁や金融庁でBCP策定のガイドラインをリリースしている」(ファルコンストアの大塚健一郎マーケティングマネージャー)ことから、中小企業でもBCPの策定が求められている。ハイスペックながら、価格を54万8000円とリーズナブルにし、中小企業へや大企業の部門導入などを進める。

 より大容量の製品へのアップグレードパスにつなげるためのエントリモデルとして、市場の活性化にもつなげたい考えだ。

 同社はファルコンストアとのパートナープログラムにより、初年度30社の新規パートナーを獲得、製品の拡販を目指す。初年度は10億円の売上目標を立てている。(鍋島蓉子)