レッドハット(廣川裕司社長)と日本IBM(橋本孝之社長)は、「Solaris」から「Red Hat Enterprise Linux」搭載の日本IBM製サーバーへ低コスト・短期間で移行・運用するための支援サービス「Red Hat Advanced Migration Program powered by IBM(RAMP-I)」を販売開始した。

 移行した際の効果査定から、移行作業に伴うコンサルティングおよびシステム構築、検証までを支援するサービス。移行システムをユーザー企業・団体が効率運用するために必要な管理者の育成サービスも揃えた。

 移行効果の評価・査定は無償で見積もりし、移行・検証・構築サービスは日本IBMが持つ移行手法やツールを活用する。移行システムでは、仮想化技術を活用することで、運用の手間とコストの削減をサポートする。たとえば、24CPUで48コアの「Solaris」2台で構成するシステムから、3CPUで6コアの「IBM Power Systems 570」2台構成システムに移行した場合、保守費用を5年間で約6分の1に削減できるという。一方、技術者育成では、レッドハットの認定エンジニア「RHCE(Red Hat CertifiedEngineer)」の育成を支援する。

 移行システムのサーバーは、x86サーバー「IBM System x」やブレードサーバー「同 BladeCenter」ほか、メインフレーム「同 System z」やUNIX「同 Power Systems」など、ユーザー企業が選べるようにした。

 販売開始に伴い、複数のサービスで割引を実行する。コンサルティングサービスは、最大で30%値下げ。「RHCE」の育成は標準価格から半額で提供する。また、移行システムで活用するハードの支払い開始日を6か月据え置くリースや、初年度の支払いを支払総額の10%にする「ステップ・ペイメント・リース」、「IBM System x」および一部の「IBM Power Systems」を対象に、48か月間は金利負担をゼロにする「0%リース・プログラム」などの金融サービスも用意した。

 両社は新サービス開始に伴い、営業活動やサービスの提供を共同展開するためのプロジェクト・チーム「RHEL移行支援オフィス」を発足させ、拡販活動を手がける。