トレンドマイクロ(エバ・チェン社長兼CEO)は、ソフトウェアやハードウェアのメーカーと共同で製品互換性の検証を行う「Trend Micro Tested」プログラムで、資産管理製品ベンダーとの協業を強化した。7月30日にはMOTEXの「Lanscope Cat(ランスコープキャット)」、8月13日には、富士通四国システムズの「瞬快(シュンカイ)」をTestedロゴ取得製品として追加した。

J-SOX、内部統制需要受け

 トレンドマイクロは、昨年10月に「Trend Micro Tested」プログラムを開始。「販売パートナーが自社で行っていた製品互換性の検証をメーカーがあらかじめ共同で実施することで、テストの手間をかけずに売ってもらえる。また、ユーザーにも安心感を与えることができ、売り上げの拡大などにつなげられる」(船越洋明・プロダクトマーケティング本部テクニカルアライアンス課マネージャー)という。共同検証対象製品には「Testedロゴ」を付与する。これまでに、NEC、日立ソフトウェアエンジニアリング、エレコム、アイ・オー・データ機器、日立製作所などのメーカーと検証作業を進め、ロゴ取得製品の数は徐々に増えている。今回の資産管理製品ベンダーとの協業強化は、J-SOX法、内部統制の観点から情報統制のニーズが高まり、資産管理ツールの導入が増えていることから実施するもの。

 ベンダーの提供する資産管理製品は、ウイルス対策ソフトのバージョンを管理し、現在適用しているパターンファイルなど、更新・適用情報を一覧にして表示するが、これまではクライアントPCのレジストリ情報を独自の方法で収集し、表示していた。「独自の方式だけに、必ずしも合っているとは限らない。そこで、トレンドマイクロから、正規のレジストリ情報を資産管理製品ベンダーに提供。正しいレジストリ場所を参照するよう設定してもらう」(船越氏)ことで親和性を高める。

 共同テストの対象となるトレンドマイクロ製品は、「ウイルスバスター コーポレートエディション」「ビジネスセキュリティ」「ServerProtect for Linux」の3製品。ハードウェア/ソフトウェアメーカーの動作テストの対象製品には、トレンドマイクロのマークの入った「Tested」ロゴを付与する。検証プログラムは、開発レベルでのサポートを行うタイプA、基本動作の確認を行うタイプB、資産管理製品ベンダー向けに正規のレジストリ情報を提供するタイプMの3タイプを用意した。「Testedパートナー」は、トレンドマイクロ製品による誤検知防止の観点から、パターンファイル公開前に、誤検知の有無を確認するソフトウェアイメージを同社専用サーバに登録することなどが条件となる。