オンサイトとリモートを融合

 東芝ITサービス(石橋英次社長)は、ユーザー企業の仮想サーバーを遠隔地から監視・運用するサービス「仮想化トータルサポート」を10月に開始する。東芝ITサービスがもつ施設で、遠隔地からユーザー企業保有の仮想サーバーを24時間365日体制で管理・監視するほか、万一障害が発生した場合には技術者が出向いてオンサイトで問題を解決する。仮想化サーバーの運用管理から問題解決までトータルサポートする。

 基本サービスとして6種類を用意した。(1)ハードの障害監視/復旧、(2)ゲストOSの稼働監視、(3)稼働状況の定期報告、(4)電話による一次窓口、(5)仮想化オペレーション支援、(6)オンサイトによるハード保守。このほか、オプションとしては、リソースおよびサービス、ログ監視やリモート操作による定期メンテナンス・障害復旧などを揃えた。

 新サービスの提供に向けて、社内体制も強化した。まず社長直轄の専任組織を設立して、市場調査やメニュー開発を推進。仮想化技術に精通した技術者育成のためには、専用教育プログラムを策定した。また、ヴイエムウェアとの間で「VMware VIP Enterpriseパートナー」契約を締結。技術者の育成では、2011年度までに仮想化技術者を250人育成するとしている。

 サービスを提供する対象製品は、仮想化ソフトがヴイエムウェアの「VMwareInfrastructure3」および「vSphere4.0」と、マイクロソフトの「Hyper-V2.0」。50台以上の仮想化サーバーを運用する中規模向けシステムを主な対象として販売する。

 石橋社長は、「50年以上の保守サービス提供の実績とノウハウ、30年の運用サービス提供実績を生かしたサービス」と表現。2011年には、仮想化に関連する運用・保守事業で30億円の売り上げ規模まで成長させる方針だ。(木村剛士)