TIS(藤宮宏章社長)と東京エレクトロンデバイス(TED、砂川俊昭社長)は10月27日、米グリーンプラムのDWH(データウェアハウス)ソフトウェア用エンジン「Greenplum Database」で販売契約を締結したと発表した。TISは、同製品の国内総代理店であるTEDから商品を調達して拡販する。TISでは、3年間で33億円の売り上げを目指す。

 「Greenplum Database」は、「シェアード・ナッシング」と呼ばれる、必要に応じて汎用のPCサーバーを増やせる超並列処理が特徴で、一般的なDWHに比べTCO(総所有コスト)を削減できる。競合製品に比べ、初期および運用コストともに、数分の1程度を削減できるという。

 TISでは、同エンジンを既存顧客に販売するほか、金融や通信事業者、カード会社、ネット企業など大量データを保有する業界をメインに拡販する考え。また、ERPなどの基幹系システムとの連携で、経営の「可視化」が可能なことを訴えるほか、CRMと組み合わせた提案も進める。

 3年後の目標売上高を33億円と見込んだ理由について、執行役員の後藤康雄・産業統括本部サービス&コミュニケーション事業部長は、「現在、国内DWH市場は120億円規模で、そのうちの10%程度のシェアを獲得する。加えて、サービスを含めた周辺ビジネスで18億円を見込んでおり、プラスアルファを想定して33億円に設定した」と説明している。

後藤康雄・産業統括本部サービス&コミュニケーション事業部長

 TEDでは、「Greenplum Database」専用の検証センターを年内に立ち上げる予定で、TISをはじめとした販売代理店のサポートを強化する。

 上善良直・CN事業統括本部プロダクト推進部長は、「トレーニングやプロフェッショナルサービスなどの技術面と、マーケティングやセミナーといった営業面など、さまざまな角度で支援していく」方針を掲げている。

上善良直・CN事業統括本部プロダクト推進部長

 一方、取締役執行役員の天野勝之・CN事業統括部長は、「グリーンプラムとは約1年前に販売契約を結び、技術検証を経て今年の春からユーザー企業に対する本格的なアプローチを進めている。多くのユーザー企業から評価が高いため、拡販が期待できる」と自信をみせている。

天野勝之・取締役執行役員CN事業統括部長