キヤノングループで、CRMソリューションに強いイーシステム(田原哲郎社長)が展開する名刺管理サービス「アルテマブルー」の販売が好調だ。2008年6月に発売して以来、導入社数は「300社を超えた」(三浦直樹・常務取締役アルテマブルー事業部事業部長)という。

 「アルテマブルー」は、見込み顧客管理と目標管理、メールマーケティングを3つの機能軸に据えている。名寄せが簡単にできるほか、取引先の人事異動情報を社内で共有したり、名刺管理に必要な情報を自由に定義したりできる。人脈の「見える化」も特徴で、人脈マップは見込み顧客数の増加に有効だ。なお、東京商工リサーチと提携しており、取引先の傾向分析に活用可能となっている。

 サービスの利用には、まず名刺をスキャンし、データセンター経由で在宅オペレーターが名刺情報を入力。データベースに名刺データを格納する。名刺情報は、個人情報が分からないように項目別に分割される。

 同製品は現状、売り上げの8割ほどを直販が占める。2013年には、すべてを再販に切り替え、パートナー企業との協業を強化していきたい考えだ。ヤマトシステム開発やキヤノンなどに加え、今後は「大手は5社程度まで増やしたい」。都内では10社程度、全国では100社程度までパートナー企業を増加させる。「当面は10億円のビジネスに育てたい。既存のCRM事業とのシナジーも目指していく」としている。(信澤健太)