国内の有力ソフトウェアベンダー(ISV)で組織される団体「メイド・イン・ジャパン・ソフトウェア(MIJS)コンソーシアム」は4月9日、和歌山県の南紀白浜で、地域ITベンダーなどとのコラボレーションのあり方を考える「南紀白浜ワークショップ2010」を開催した。

 このイベントには、MIJS関係者のほかに、地元の自治体やIT関係者ら100人超の参加者があった。冒頭ではMIJS理事長の内野弘幸・ウイングアークテクノロジーズ社長が講演し、「プロダクトベンダーには夢がある。海外に比べて日本のソフトのスクラッチ率は高すぎる」として、ISVと地域のITベンダーが協力し、ソフト産業を発展させたいと語った。

 続いて和歌山県の企業立地担当者がITベンダーの誘致策を説明したあと、和歌山県発で全国展開を果たしたサイバーリンクスの村上恒夫社長が講演。同社が流通業に焦点を絞り、EDIに代わる仕組みをクラウドで実現し、「小売店向けに製品を流通卸する国内上位の大手企業に導入できた」と語った。

 最後には、「ITが作る地域の時代、地域が作るITの未来」と題し、パネルディスカッションを実施。パネラーとしては、地元選出の岸本周平議員、世耕弘成議員のほか、和歌山大学の鯵坂恒夫教授、和歌山高専の藤本晶・副校長、ISVを代表してMIJS理事の梅田弘之・システムインテグレータ社長が登壇し、週刊BCNの谷畑良胤編集長がモデレータとなり議論が行われた。(週刊BCN編集部)