ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)製品を販売する、インパーバ・ジャパン(長坂美宏Japan General Manager)は、野村総合研究所グループの情報セキュリティ専門会社であるNRIセキュアテクノロジーズ(増谷洋社長)とMSSP(マネージドセキュリティサービスプロバイダ)販売代理店契約を締結した。NRIセキュアがMSSPとして従来から提供している機器の運用・監視を行うセキュリティサービスに、インパーバのWAFをラインアップすることにより、WAF未導入の企業に対するアプローチを強化し、拡販を図る。

セキュリティサービスにWAF追加

長坂美宏
Japan General Manager
 インパーバ・ジャパンとMSSP販売代理店契約したNRIセキュアは、ファイアウォール、IDS/IPSなどの運用・監視を行うことで、顧客の運用コストを低減するセキュリティマネージドサービスにインパーバの「SecureSphereXシリーズ」をラインアップした。自社で展開しているウェブサイトのセキュリティ診断から、WAFの提案、設計、構築、運用、管理までをワンストップで提供する。

 昨今、ウェブのぜい弱性を突く攻撃が増加し、WAFへの関心が高まっているものの、導入・運用の複雑さや製品が高額であることから導入をためらうユーザー企業も多い。

 NRIセキュアは、ウェブセキュリティの専門会社として、以前からウェブアプリケーションのぜい弱性診断サービスを手がけるなど、セキュリティに関して高度のノウハウをもっている。インパーバとNRIセキュアの両社は、製品の販売だけでなく、付加価値サービスを組み合わせることで、これまでキャッチアップできていなかった顧客に拡販を進める。

 両社は、共同セミナーの開催などにより、WAFの重要性を啓発するとともに、WAFを導入していない先に対して提案を行っていく。

 インパーバは今後、「SecureSphereXシリーズ」を利用して、独自にMSSP事業を展開するパートナーと製品販売を手がけるパートナーとの協業を推進していくことで、WAF導入のネックとなっている設定・運用の複雑さを解消。「国内売り上げのうち、MSSP形態での提供比率を20%までに引き上げたい」(インパーバ・ジャパンの長坂Japan General Manager)考えだ。

 「Imperva SecureSphereXシリーズ」はインラインブリッジにより、ユーザー企業のネットワーク変更が不要。モニタリングによる自動学習機能で、適切なポリシーを容易に設定できるので、導入・運用コストの削減につながる。また、一つのきょう体でウェブアプリケーションデータベース、ファイルのセキュリティを同時に実現することで、外部および社内からの脅威を防御できるのが特徴。これまでに国内で150社への導入実績をもっている。(鍋島蓉子)