エムオーテックス(MOTEX、高木哲男社長)は、クラウド型サービス「LanScope クラウドキャット」を発売した。「資産管理」「セキュリティ」「業務改善」をテーマとした合計11の機能を月額500円で提供する。「すでに引き合いは多い」(高木秀人・取締役執行役員)状況で、メインターゲットに据えていた中小企業だけでなく、中規模クラスのユーザーからも強い関心が寄せられており、出足は好調のようだ。

 「LanScopeクラウドキャット」は、ネットワークセキュリティソフト「LanScope Cat」の機能から、パソコンの資産管理とセキュリティ対策、業務改善につながる機能を抽出して揃えながら、新たな機能を付加してパッケージ化したクラウド型サービス。合計11の機能をもつ(図参照)。IT資産管理・セキュリティ対策ツールの主要メーカーのなかで、ソリトンシステムズとクオリティはMOTEXよりも先に商品化していたが、「11もの機能を月額500円で販売するのは当社しかない」と池田淳・営業推進部部門長はアピールする。

 11の機能のなかで、ユーザーの評価が高いのが、業務改善機能の「電源管理」と「レポート配信」だという。ともに事前のユーザー調査で要望が多かったことから、この新サービスのために新たに開発した。

 「電源管理」は、Windows搭載パソコンの省電力設定を全パソコン一括で行える機能で、パソコンやモニタの電源を切ったり、スリープモデルに変更したりすることを自動設定できる。

 一方、レポート配信機能は、専用の管理画面を開いて閲覧する状況把握のための各レポートを、メールでユーザーの指定メールアドレスに送信するというものだ。情報システム管理者にとっては、管理画面にブラウザを通じてアクセスする手間が省ける。レポートは合計12種類を用意しており、ユーザーの要望に沿って受信したいレポートを設定できる。

 高木・取締役執行役員は、「想定ユーザーは中小企業だったが、中規模クラスの企業の感触もいい。新規導入、他社からの乗り換えとも、手応えを感じている」と、自信を深めている。(木村剛士)