エムオーテックス(MOTEX、高木哲男社長)は、PC資産管理とセキュリティ機能のクラウド型サービス「LanScope Cloud Cat」を2月21日に発売する。料金は月額500円。リコージャパンなどのITベンダーを通じて販売する。IT資産管理ソフト市場でトップシェアのMOTEXは、クラウド型サービスでは他者に比べて後発だった。No.1のブランドと豊富な機能を武器に、ライバルを追撃する。

 「LanScope Cloud Cat」は、パソコンのハードウェアやインストールソフトの情報収集・管理、ソフトの一括配布・インストール、セキュリティパッチおよびウイルス対策ソフトの適用状況確認、出退勤管理など、PC資産の管理とセキュリティ対策に関連する合計11の機能をもつクラウド型サービス。マイクロソフトのクラウド基盤「Windows Azure」を活用してサービスを開発した。

 料金は月額500円(1ユーザー)で、最短契約期間は3か月、最小購入ユーザー数は5ユーザーに設定した。ユーザーは、管理対象のパソコンに専用ソフトをインストールする。専用のサーバーは不要で、ウェブブラウザから専用の管理画面にアクセスすれば、各PCの稼働状況が分かる仕組みだ。

 販売目標は、「発売後1年間で10万ライセンス」(池田淳・営業推進部部門長)と設定した。すでに一部のユーザー企業・団体から引き合いがあり、「パソコン300~600台の企業・団体の需要が大きい」という。

 「LanScope Cloud Cat」とほぼ同様の機能をもつサービスは、クオリティなどの競合会社がすでに提供している。それについて池田部門長は、「価格と機能の豊富さで差異化できる。後発でも十分やっていける」と自信を示す。機能は今後、ログ収集・管理や外部メモリなどのデバイス制御機能を追加することを検討しているという。(木村剛士)

「LanScope Cloud Cat」の管理画面。マイクロソフトの「Silver light」を活用しており、グラフィカルに管理状況を表示する