調査会社のIDC Japanが、2010年の国内レーザープリンタ市場の出荷台数ベースの動向を発表した。レーザープリンタはリプレース需要が高まっていることから、通年での出荷台数は増加傾向にある。また、カラープリンタは全体の30%近くに達している。

国内のレーザープリンタの出荷台数とカラー比率の推移(2005-2010年)

 レーザープリンタの出荷台数は、06年から09年までの3年間、減少が続き、09年は07年に次いで前年比10.1%減で、さらに市場は低迷した。しかし、10年に市場は好転し、前年比13.5%増と二桁増を記録した。

 一方、市場全体でのカラープリンタの出荷台数は、08年第3四半期(7-9月)から、09年第3四半期までの5四半期連続で減少だったが、09年第4四半期(10-12月)から増加に転じ、10年第1四半期は20%を超える大幅な増加となった。また、10年第4四半期には前年同期比20.1%増と、これまでのピークの10年第1四半期に匹敵する成長をみせている。10年の動向をみても、前年比16.6%増と、大きな伸びを示している。

 レーザープリンタ全体に対するカラープリンタの比率は、10年、29.8%と3割に迫る勢い。IDCは「各メーカーが実施した需要喚起策が成功した」と分析している。

 今回の発表は、IDCが発行した報告書「国内プリンタ市場 2010年第4四半期の分析と2011年~2015年の予測」(J11071301)をもとに作成したもの。なお、3月の東日本大震災の影響は考慮していない。