ギデオン(西尾高幸代表取締役)は、Linuxサーバーの改ざん検知・修復ソフト「ギデオン リアルタイムスキャン」を発売した。ウェブサイトなど、Linux上で動くシステムを常時監視し、データに変更があった場合、その動きを見つけ出して元の状態に戻す。ライセンス価格は1年目が8万円(1サーバー)、2年目以降が4万円。2012年6月末までに3000本以上の販売を見込む。

西尾高幸
代表取締役
 ギデオンは、Linux向けソフト開発を得意にする企業で、ウイルスやスパム対策、メールデータの保存ソフトを自社開発・販売する。「ギデオン リアルタイムスキャン」は、企業や官公庁のウェブサイトを狙った不正アクセスによる機密情報の漏えいが頻発していることを受け、商品化した。Linuxで動作するウェブサイトと業務システムでデータの改ざんがあった場合に検知し、情報システム管理者に通知して元の状態に戻すことができる。システム管理者がウェブツールで設定でき、運用状況と過去のログを見ることも可能だ。

 昨年11月下旬に評価版の提供を開始し、正規版を12月末に発売した。直販のほか、ディストリビュータを通じた間接販売の手法をとる。現在、大手3社のディストリビュータが製品を取り扱っている。西尾代表取締役は、販売施策について「ライセンスの直販、ITベンダーを通じた再販だけではなく、ITベンダーに対してOEM提供する方法も推進したい」と語っている。ライセンスをユーザー企業・団体に再販するITベンダーを募るだけでなく、「ギデオン リアルタイムスキャン」を自社ブランドで販売したり、同製品を活用したサービスを展開するITベンダーも募集する。「短期間で一気に販売本数を伸ばすことを重視しており、ITベンダーとの協業方法は柔軟に考える。場合によっては当社名や製品名が表に出なくてもかまわない」としている。(木村剛士)