インテル(吉田和正社長)は、5月29日、投資部門のインテルキャピタルが、オーディオ関連のデジタル信号処理技術「Dnote」を開発するTrigence Semiconductor(トライジェンス、安田彰代表取締役)に投資したと発表した。

 投資額など具体的な投資の内容は明らかにしていないが、この投資を受けてトライジェンスは「Dnote」のライセンスを海外で販売する土台が固まったほか、LSIを開発するための必要なキャッシュフローを確保。人員増やオフィスの拡張にもつなげるという。トライジェンスの安田代表取締役は、「とくに、海外を視野に事業を手がけることができるのは大きい」という。また、「全社で6人の人員体制を、1~2年をめどに20人までにする。優秀な人材を確保することで、LSIの開発を進めていく」との方針を示した。 

トライジェンスの安田彰代表取締役

 インテルキャピタルは、トライジェンスがユーザー体験を革新する技術・サービスをもつことを有望視して投資を決定した。出川章理インテルキャピタルジャパンマネージングディレクターは、「PCの進化とともに周辺機器も進化している。トライジェンスの先進的な技術には可能性がある」と評価した。また、「トライジェンスの技術を当社製品に搭載することも期待している」と述べた。(佐相彰彦)

インテルの出川章ディレクター