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ネットギアジャパン ミッドレンジ事業を拡大 販社向け支援を強める

2012/10/11 20:11

週刊BCN 2012年10月08日vol.1451掲載

 スイッチやNAS(ネットワーク対応ストレージ)などネットワーク機器を提供するネットギアジャパン(杉田哲也社長)は、ミッドレンジ事業の拡大を目指し、販売体制の整備に取り組んでいる。同社製品の販売を積極的に手がける販社を対象に、パートナー向け支援策を強化する。

杉田哲也社長
 同社は、主にオンラインを通じて展開している個人・SOHO向けのローエンド製品の販売が順調に伸びているが、その一方で、ローエンドよりも収益性の高いミッドレンジ事業を強化しようとしている。杉田哲也社長は、「パートナーのなかの有力販社にアプローチし、技術サポートの提供や価格の自由設定といった特典を用意することによって、ミッドレンジ製品の販売にドライブをかけたい」としている。医療や文教市場の開拓を狙い、パートナーとともに提案活動を加速化する。

 ネットギアジャパンは、販売体制の整備のほか、品揃えの拡充を推進している。現在の主力製品であるスイッチやNASに加え、アクセスポイントや、UTM(統合脅威管理)アプライアンスを中心とするセキュリティ製品も投入し、ネットワーク/セキュリティの両分野をカバーするラインアップを整えていく。

 同社は、この9月に、中堅・中小企業(SMB)に適したUTM製品「NETGEAR ProSecure UTMシリーズ」を発売した。堅牢性の高いセキュリティ技術を採用し、ウェブや電子メール、ネットワークの脅威から企業のビジネスを守るためのツールだ。

 杉田社長は、「今後も、米国本社で製品開発に注力してSMBに最適な商材を増やし、販社との関係を強めることによって、年間20~40%の売上拡大を目指している」と語る。(ゼンフ ミシャ)
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外部リンク

ネットギアジャパン=http://www.netgear.jp/