ソフト開発やクラウドサービスのソフトエイジェンシー(立岡佐到士代表取締役)は、月額料金制のウェブアンケートシステム「クッカー」の販売を強化する。2008年の発売後、直販で1500社・団体のユーザーを累計で獲得。新規ユーザーの獲得が順調なことから、既存ユーザーに対するキャンペーン施策を実施し、継続利用を促して顧客単価を上げ安定した収益構造をつくる考え。

 「クッカー」は、ユーザーがウェブサイトでアンケートを実施できるシステム。ウェブブラウザで自由に設問と回答項目をつくってURLを発行、対象者に配布して結果を収集する仕組みだ。作成するアンケートのフォーマットは26種類を用意し、多様なニーズに応えられるようにした。特徴は、パソコンだけでなくiOSとAndroid搭載端末に対応するマルチデバイスサポートと簡単な操作、月額3000円(100設問、回答保存件数500件)からという低価格。他システムとの連携も容易で、集めたアンケート結果を会員管理や顧客情報管理システムに反映して、一元管理するといった使い方ができる。「ウェブマーケティングとクチコミで、業種や企業規模を問わずに、幅広くユーザーを増やしてきた」(立岡代表取締役)。ある医療機関では、約1万5000人が利用するインフラとして「クッカー」を採用したという。

 新規ユーザーの獲得が順調なことから、今回は、既存ユーザーに対して複数回の利用や長期契約を促すための施策を始める。2013年3月1日~12月末の期間内で「クッカー」のボリュームパッケージを契約中であるか、累計10プロジェクト以上を契約したユーザー100社に対して、ワンタイムパスワードの専用機器「Yubikey」や、ソフトエイジェンシーが本社を置く栃木県小山市のキャラクターを採用したノベルティグッズを無償で提供するキャンペーンを始めた。立岡代表取締役は、「1回だけの利用にとどまっていたり、しばらく使っていなかったりするユーザーの利用を促し、既存ユーザーを掘り起こして売り上げの拡大を狙う」としている。(木村剛士)