ソフトエイジェンシー(立岡佐到士代表取締役)は、2011年5月の発売以来、約80社の導入実績をもつ法人向け暗号化オンラインストレージサービス「VG-Sync」とアプライアンス版の「VG-Sync Office」の料金プランを10月29日に改定した。立岡代表取締役は、「今後、累計で200社への導入を目指している」という。

 「VG-Sync」は、データセンター(DC)に用意したユーザーごとの仮想化サーバーにデータを暗号化して保存するオンラインストレージサービスだ。DCは福岡県に位置し、BCP(事業継続計画)やDR(災害復旧)対策としてのバックアップに対応する。保存したデータを複数のユーザーが遠隔地から共同で利用したり、SFTP/SSLによって暗号化した通信路を利用して、安全にファイル転送したりすることができる。

 一般的なオンラインストレージは、ベンダー側の管理者がネットワークだけでなく、ユーザーのデータも管理しているケースが多いが、「VG-Sync」では、セキュリティ対策の観点から、アクセス権限を分離している。「データの暗号化だけでなく、誰がデータを管理するのかというところまで対策することが大事だ。DCの管理者は、ネットワークを管理するだけで、データにはアクセスできず、鍵をもつユーザーだけがデータを管理できるようにした」(立岡代表取締役)。

 「VG-Sync Office」は、暗号化オンラインストレージサービスを自社内で利用できるアプライアンス(専用機器)。「データの外部保管が禁止されている」「別のDCを利用したい」という要望に応える。

 10月29日には、ユーザーの利便性を考慮して、料金プランを改定した。「VG-Sync」は、従来の4クラスから11のプランに拡充し、改訂後の価格は、1フォルダ/5ユーザー(5GB)までが無料で、5フォルダ/5ユーザー(100GB)が月額5000円。900GBまでは、5フォルダ/5ユーザー(100GB)増えるごとに3000円プラスの料金で、最大でフォルダ数無制限/ユーザー数無制限(1TB)の月額3万2000円に設定。「VG-Sync Office」は、25フォルダ/25ユーザー(500 GB)が月額1万7000円、フォルダ数無制限/ユーザー数無制限(1TB)が、月額3万2000円。(真鍋武)