TDCソフトウェアエンジニアリング(谷上俊二社長)は、10月1日、シングルサインオンに対応し、レポート作成機能を強化したPaaS型クラウド「Trustpro 3.00」の提供を開始した。あわせて、日経BP社(長田公平社長)が10月8日に選出した「第7回クラウドランキング」(『日経コンピュータ』10月17日号掲載)の「汎用業務系SaaS部門」で、「Trustpro」が「ベストサービス」に選出されたと発表した。

 「Trustpro」は、ウェブベースのカスタマイズ機能で柔軟に業務アプリケーションを構築できるPaaS型のクラウドサービス。ユーザー企業の運用に合わせて、パブリッククラウド/プライベートクラウドの両方に対応している。2009年に提供を開始し、10万ユーザー以上に利用されている。

 最新版では、ユーザー企業から要望が多かった機能を強化。なかでも、プライベートクラウドのマルチドメインサービスへのニーズが高まっていることから、セキュリティ管理やユーザー利便性の観点からシングルサイオンに対応。また、SAML2.0に対応した他社のシングルサインオン製品と連携でき、「Trustpro」のマルチドメイン利用や他システムとの同時利用環境でのログイン操作の利便性を向上した。

 また、開発機能・管理機能を強化し、複数ファンクション(業務の単位)にまたがったレポートを作成する「マルチファンクショナルレポーティング機能」や、任意の項目値の変化によって画面に表示する項目を動的に変更する「動的レイアウト変更機能」、特定のユーザー、グループに対して通常の参照権限を越えて特定データを公開する「アクティブデータパブリッシング機能」を追加した。

 また、中国語に対応。SNS機能「Message Chattle」は中国語と日本語のリアルタイム変換機能を実装し、中国語と日本語でのメッセージのやり取りが簡単にできるようになった。

 価格は、初期導入費用(ドメイン開設費用)が1万500円、月額費用(PCクライアントライセンス)が1ユーザー月額3990円から。契約期間は6か月単位、最低契約数は5ユーザー以上。

 「クラウドランキング」は、『日経コンピュータ』とITproが共同で、クラウドコンピューティング市場でユーザーの指針になることを目指して制定。「ベストサービス」は、ベンダー215社に依頼したアンケート調査をもとに、「クラウドらしさ」「既存システムからの移行のしやすさ」「情報公開の程度」などを重視して一定の基準で評価し、今回は7部門で50サービスが選出された。