【上海発】艾杰(上海)通信技術(IIJグローバルソリューションズ(中国)、富田光政総経理)は、9月25日、クラウドサービスを提供するローカルITベンダーの上海艾訊雲計算と、SaaS分野で戦略的パートナーになったことを発表した。

 IIJグローバルソリューションズ(中国)は、2013年1月から中国国内向けのクラウドサービス「IIJ GIO CHINAサービス」を提供している。14年度(14年12月期)には、大手企業やISPを対象としたIaaS型の提供に加え、ISVなどと協業して、SaaS型での提供を開始した。

 上海艾訊雲計算は、約1万6000社のユーザーを抱える中国のソリューションプロバイダ、上海上訊信息技術(SUNINFO)のグループ企業。パートナー企業のIaaS・PaaS上に、独自のクラウドプラットフォーム「Aixun Enterprise SaaS Platform」を構築して、複数のアプリケーションを提供している。

 上海艾訊雲計算の王菲・戦略聯盟総監は、「Aixun Enterprise SaaS Platform」の特徴について、「クラウドビジョニング機能でユーザーに対するリソースの割り当てを自動化して、システムの可用性を向上できる。例えば、ユーザーがサーバーを追加注文する場合、通常なら一日から数日かかるところを、わずか数分で使用できる」と説明する。また、APIを公開しているので、エンジニアは新たなアプリケーションを短期間で追加できる。

 協業によって、「IIJ GIO CHINAサービス」上で「Aixun Enterprise SaaS Platform」のアプリケーションを提供。第一弾として、年内にテレビ会議システムやクライアント端末セキュリティ監査システム、ウェブサイト可用性監視システムなど、七つのサービスを提供する。今後、上海艾訊雲計算は、「『Aixun Enterprise SaaS Platform』上で、自社開発以外の他社アプリケーションも提供していく」(王菲・戦略聯盟総監)として、随時「IIJ GIO CHINAサービス」のSaaSメニューに追加されていくことになる。(上海支局 真鍋武)

上海艾訊雲計算の王菲・戦略聯盟総監