日立システムズ(高橋直也社長)は2月10日、中小から大規模医療機関のチーム医療の現場で、円滑なコミュニケーションを実現する、スマートフォンを活用した「院内コミュニケーションソリューション」を提供すると発表した。

 「院内コミュニケーションソリューション」は、内線やナースコール、チャット(テキストメッセージ)機能、プレゼンス(在席状況表示)機能などを、スマートフォンで一元的に利用できる院内情報基盤を提供し、効率的なコミュニケーションと情報共有を実現するサービス。

 医療従事者は、事務職種と異なり一定の場所で業務を行うことが少ないため、内線電話をかけた際に作業中や移動中であることも多く、かけ直しが頻繁に起こっていた。しかし、チャット機能を利用することで、送受信者双方の状況を気にせずに連絡を取り合うことができる。また、チームや委員会で自由にグループを組み、メンバーへ一斉にメッセージを送信することができる。

 これにより、緊急度が高い連絡は内線通話、会議時間の変更などはチャット機能を利用するなど、緊急度に応じた連絡手段の選択が可能となる。そのほか、相手の状況(居場所・繁忙度など)もスマートフォンで確認できるため、相手の不在による伝達漏れや、電話のかけ直しなどの無駄をなくし効率的な情報共有を実現する。

 同ソリューションは、中小規模から大規模の医療施設まで幅広く対応でき、スモールスタート(試行導入)など予算や用途、計画に応じた導入も可能。日立システムズは、医療施設や企業向けのソリューション提供実績やノウハウを生かし、同サービスや関連ソリューションを活用したさらなる業務革新のためのサービスをワンストップで提供していく。

 税別価格は、対象規模(目安)100床まで、導入スマートフォン30台で、初期導入費350万円から。同社では、今後も医療・介護機関に対するICTの導入を支援し、同ソリューションをはじめとするスマートデバイス関連事業の売上目標である約280億円(12年4月から15年度末までの累計)の達成を目指す。