3次元CADソフトなど3D関連ソリューションを販売するダッソー・システムズが、ターゲット業種を広げている。自動車や航空・宇宙関連の企業をメイン顧客としているが、最近は消費財メーカーやヘルスケア関連の事業者からの引き合いが増えていることを受け、営業体制を整えて、幅広い業種にアプローチする。

伊藤宏隆
ディレクター
 ダッソー・システムズは、仏ダッソー・システムズの日本法人で設立は1981年。仏ダッソー・システムズは、世界約140か国でビジネスを手がけ、3500社のパートナーと協業し、約19万社の顧客を獲得してきたという。3次元CADソフトでは草分け的な存在で、主力製品の「CATIA」は大手企業に広く受け入れられており、なかでも自動車業界、航空・宇宙業界のユーザー企業に強い。

 日本法人は、55社程度のパートナーを擁して、直販と間接販売を手がけている。世界の実績と同様に、日本でも自動車業界のユーザーが多いが、最近の傾向として「さまざまな業種が3D関連ソリューションを求めるようになっている」(伊藤宏隆・ジャパン マーケティング ディレクター)という。とくに最近は、消費財メーカーや医療機器・医薬品メーカーなどのヘルスケア関連事業者からの引き合いが増えているそうだ。

 伊藤ディレクターは、「設計支援だけでなく、モデリングやシミュレーション、データ・工程管理といった流れをすべて網羅して、ユーザーの業務をサポートするという総合力が高く評価されている」とみている。

 さまざまな業種からニーズが高まっていることを受けて、業種ごとにソリューションをカテゴライズして提案する戦略を推進している。「マーケティング施策では、これまで以上にデジタルインフラを活用していく」(伊藤ディレクター)という。(木村剛士)