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CSAJ ベンチャー育成サイクルを日本に定着させる! CSAJ Startup Demo Day 1stを開催
2016/01/07 19:07
週刊BCN 2016年01月04日vol.1610掲載
CSAJスタートアップ支援事業は、経済産業省の支援のもと、15年度にスタートしたCSAJの取り組みである。CSAJにはベンチャー企業としてスタートし、成功を収めた企業が多いことから、次の世代を育てるという使命から、同支援事業を開始した。ベンチャー支援のファンドをCSAJで用意しており、今後も継続して取り組んでいく。
第1回目となる15年度は、支援先として、Manabelle(マナベル)、Mealthy(メルシー)、eBook Cloud(イーブッククラウド)、Bank Invoice(バンクインボイス)、プレミアムアーツの5社が決定。CSAJ Startup Demo Day 1stでは、その5社が登壇して事業内容を説明した。
CSAJの荻原紀男会長は、CSAJ Startup Demo Day 1stの終了後のインタビューで「支援が決まった5社の事業内容はとてもすばらしい。ただ、重要なのは売れるかどうか。いくつもの壁がこれから立ちはだかると思うが、責任をもって育成していきたい」と感想と今後の抱負を語った。
発表会の司会を務めたCSAJの前川徹・専務理事は、「米国をみていると、成功した者が次の起業家を支援し、育てるというサイクルが成立している。日本でも、同様のサイクルを形成していきたい。今回支援する企業にも、まずは成功してもらい。数年後は投資する側になってほしい」とエールを贈った。起業家が起業家を育てる文化の定着を狙う。
また、国産ソフトウェアに関しての思いも強く、「ソフトウェアは米国発のものにやられっぱなし。日本からも世界を変えるようなソフトウェアが出てほしいし、実力は十分にある」と前川専務理事。CSAJとしても、そこを大いに期待しているはずである。
経済産業省の支援で始まったCSAJスタートアップ事業だが、CSAJ内でファンドを用意していて、5年は支援活動を続けることになっている。(畔上文昭)
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