韓国大手通信キャリアのSKテレコム(張東鉉社長)は3月23日、小学生向けのソフトウェア(SW)教育ロボット「アルバート・スクール」をリリースした。従来のバージョンでは、スマートフォンやタブレット端末のアプリケーションによる制御だけで、PCとの連動はなかった。アルバートスクールは、既存のモバイル端末に加え、PCで教育用プログラミング言語「ENTRY(教育を目的とした小・中学生向けのプログラミング言語)」を使い、アルバートを起動して、プログラミングの授業ができる。

 韓国でも、人工知能(AI)との囲碁対局が大きな話題を呼び、アルゴリズムとプログラムの重要性が強く認識された。米国や英国などのIT先進国では、すでに公教育を中心にプログラミングを必須科目に加え、SW教育の普及を推進している。韓国政府が昨年発表した「ソフトウェア中心の社会実現戦略」では、2018年にSW教育の必須化の実現を宣言。今年内には900のSW教育推進学校を選定する計画だという。

 3月18日、米州開発銀行(IDB)のルイス・アルベルト・モレノ総裁がSKテレコムを訪問した。両者は、18年までにコスタリカの300の学級を対象にアルバート・スクールを活用した教室を試験的に運営することで合意。SKテレコムの張社長は、「21世紀のデジタル時代に、コンピューティング思考力をもつ人材育成が必要だ。コスタリカ地域での運営を通して、韓国国内外の情報教育の格差を縮めたい」と、語った。(文/鄭麗花)