三井情報(MKI、齋藤正記社長)は4月7日、京都産業大学(大城光正学長)に、教育基盤BYOD化を支えるネットワーク環境を構築したと発表した。

 京都産業大学では、すべての学生・教職員が自由に行き来できる「ワンキャンパス」の強みを最大限に発揮し、特色ある学びの場を提供している。その一環として、BYODによる柔軟で効率的な学びの場を実現するため、学生による持ち込みデバイスを利用したレポート提出や評価の確認、テストの受講などが行える学習支援システムを運営していた。しかし、授業中にシステムへのアクセスが集中した結果、通信が遮断されてしまう問題が発生。この問題は、持ち込みデバイス数が増えるにつれて深刻化していったという。

 MKIは、この問題を解決するため、1人あたり5台のデバイス使用まで対応できるよう、グローバルIPアドレスを有効活用する「キャリアグレードNAT機能」を備えているA10ネットワークスの「A10 Thunder CGN」を京都産業大学に納入した。A10 Thunder CGNは、プライベートIPアドレス数を拡張することで、グローバルIPアドレスへのアクセス集中を分散する。とくに、大量の同時・新規セッション数に対応しており、通信事業者などで多数の採用実績をもっている。

 MKIでは、A10製品をはじめとした豊富なネットワーク構築の実績と経験を生かし、京都産業大学で稼動中のサービスは止めず、システム管理者の負担を最小限にして構築を行い、デバイス接続時の通信遮断を回避しキャンパス内で快適なアクセスを実現した。また、システム管理者側の運用面での利便性も高めている。

 京都産業大学は、今後IPv6移行も計画しており、A10 Thunder CGNの活用範囲を拡大し、SSL処理の高速化や、ウェブプロキシサーバー、クラウドサービスの負荷分散に拡大する予定。