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アララ データセキュリティ 事業を強化 個人情報検出ソフトの新製品を提供
2016/05/19 19:12
週刊BCN 2016年05月16日vol.1628掲載
数ある事業のなかで同社が今とくに注力している一つが、個人情報検出ソフト「P-Pointerシリーズ」を開発・提供するデータセキュリティ事業。4月には、P-Pointerシリーズから新製品「P-Pointer File Security」を発売し、顧客層の拡大やOEMでの提供を目指している。
P-Pointerは、PCやファイルサーバー内にある個人情報ファイルを検出するソフトウェア。人名、地名、電話番号、メールアドレス、クレジットカード、マイナンバーなどのパターンを含む検出用辞書を用いて、個人情報ファイルをみつけ出し、適切なファイル管理を支援する。
執行役員
P-Pointerシリーズは大企業を中心に700社以上への導入実績をもつ。井上執行役員は、販売ターゲットについて、「これまではとくに厳格な個人情報管理が求められる金融機関からのニーズが多かったが、対処機能を付加した新製品では、情報漏えい対策を施したいという企業のニーズにも応えることができるだろう」と語り、今回の新製品で顧客層を広げていきたい考えを示す。
また、今後は、SIパートナーとの連携や、サーバーとのバンドルなどOEMでの提供も進めていく方針。機能面では、さらなる検出精度の向上や、検出したファイルの暗号化、APIによるシステム連携などに取り組む予定で、アララでは、P-Pointer File Securityについて、2016年度(17年8月期)中に200社の導入を目指す。(前田幸慧)
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