アール・アイ(小川敦代表取締役)は、社外に持ち出すPCの情報漏えい対策とセキュアなテレワーク環境を簡単に構築できる新ソリューション「Shadow Desktop」を5月31日に発売した。

 Shadow Desktopは、パブリッククラウドなどのストレージサービスと連携し、デスクトップやドキュメント内のファイルを自動的に仮想化するサービス。あたかもユーザーの手元にファイルがあるようにみえるが、データの実体はクラウド上のストレージに存在している。導入前とPCの使い方は一切変わらないため、ユーザー教育をすることなく簡単に導入することが可能となっている。

 また、一般的に、デスクトップ仮想化ソリューションではクラウド上のCPUリソースを使うため、常時インターネット接続が必要だが、Shadow Desktopでは必要なファイルをクラウドストレージから自動的にダウンロードし、コンピュータ内の特殊なドライブにキャッシュするため、インターネット接続が途絶えてもそのまま使用することができる。

 キャッシュしているファイルはすべて暗号化され、コンピュータをシャットダウンすると自動的に消去される。もし、持ち出したPCを紛失してしまった場合は、管理者が即座にセッションを切ることができ、同時にキャッシュも自動的に消去されるため、情報漏えい対策としても活用できる。

 さらに、PCを外部で紛失してしまったユーザーは、管理者から新たに付与されたパスワードを使い別端末でログインし直すことで、すぐに業務復帰が可能。また、端末のリプレース時には、データの引っ越し作業が不要で、OSの変更も問わないため、工数・コスト削減や生産性向上を図ることができる。

 なお、Shadow Desktopは、連携できるストレージ環境を限定せず、クラウドベンダーやストレージベンダーとオープンなパートナーシップを組み、さまざまな稼働環境の実現を目指す。リリース時点は、クラウドベンダーがAmazon Simple Storage Service(Amazon S3)、ストレージベンダーがCLOUDIAN HyperStoreとなるが、S3互換のさまざまなパブリッククラウド、Microsoft Azure、オンプレミス上のストレージなどに順次対応していく予定。

 税別価格は、1ユーザーあたり月額980円、または年額1万1400円。