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セゾン情報システムズ IoTデバイスとのデータ連携基盤「HULFT IoT」 安心、安全、確実なデータ転送をIoTでも
2016/10/05 19:15
週刊BCN 2016年09月26日vol.1646掲載
HULFT IoTは、製造装置や車載システム、カメラなどにインストールする「HULFT IoT Agent」と、エージェントの監視やデータの一括送受信などの役割を担う「HULFT IoT Manager」で構成される。また、マシンにHULFT IoTのエージェントが入らない場合は、ゲートウェイにエージェントを入れ込むことでデータ連携が可能になる。小野和俊・常務取締役CTOは「IoTには決済、セキュリティ、モニタリングなど、データ連携の確実性、完全性、秘匿性が求められるミッションクリティカル領域が存在する。HTTPやMQTTといったプロトコルでは信頼性に欠け、十分な要件が満たせない。また、初期投資を抑えスモールスタートで始めたい、デバイスとサーバー間で双方向通信がしたいというニーズがある」と、HULFT IoT開発の背景を説明。とりわけ銀行や自動車業界に豊富な実績をもつHULFTを生かすかたちで、「HULFTの品質をそのままに、IoT領域における安心、安全、確実なデータ連携を実現している」と強調する。
常務取締役CTO
また、データ連携ツール「DataSpider Servista」との連携も可能。エッジデバイスから収集したデータをノンプログラミングで、基幹システムやアプリケーション、クラウドサービスと連携できる。小野CTOは「確実に届くだけでなく、さまざまなものにつながる」とアピールする。
セゾン情報システムズでは、HULFT IoTの提供にあたり、製造業をメインターゲットとして見据えている。工場系に強みをもつパートナー企業を開拓したい考えだ。また、HULFTが世界43か国8400社以上で利用されていることをふまえ、日本で知見を蓄積し、いずれはHULFT IoTの海外展開も行っていく方針だ。(前田幸慧)
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