第14世代「PowerEdge」サーバーを投入

 インテル(江田麻季子社長)が、サーバー向けCPU「Xeon Scalable Processor」を発売し、サーバーベンダー各社はXeon搭載の新モデルを続々とリリースしている。デルとEMCジャパンも第14世代となる「Dell EMC PowerEdge(パワーエッジ)」をリリースした。これに伴い、販売体制や検証施設などを強化した。

 機能統合という形を取るデルとEMCジャパン。すでにワンカンパニーとして事業を進めており、複合案件の提案やイベント・セミナーなどを共同で推進している。サーバー、ネットワーク、ストレージなどを扱うエンタープライズ事業では、顧客のセグメントを問わず、両社ワンチームでオペレーションを展開している。
 
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松本光吉
執行役員副社長
インフラストラクチャ・
ソリューションズ
事業統括

 機能統合後の成果としてデルの松本光吉・執行役員副社長 インフラストラクチャ・ソリューションズ事業統括は、「グローバルでは、2016年クラウドITインフラストラクチャ市場で売り上げシェア1位を獲得した。x86サーバー市場でも、16年第2四半期に出荷台数で世界シェア1位となり、17年第1四半期も1位をキープしている」と話す。一方、国内では16年第4四半期から順調に台数を伸ばしているという。

 今後、さらに国内でのシェアを伸ばすため、デルの上原宏・執行役員 インフラストラクチャ・ソリューションズ事業統括製品本部本部長が社内の販売体制を強化する、とした。具体的には「サーバー案件の見積や構成を支援する専門部隊を設置」。また、パートナー連携として、伊藤忠テクノソリューションズやユニアデックス、日本IBM、リコージャパンなどとの連携をさらに強化するとしている。

 技術検証施設の充実も図っていく。サーバー、ストレージ、ネットワーク、ソフトウェアなどを事前に設定・検証・稼動確認する三田の東京ソリューションセンターで、第14世代PowerEdgeとさまざまな機器とのPoC(Proof of Concept)や、接続性の確認を行う。

 第14世代PowerEdgeは、障害発生検知とDell EMCへの自動通知を行うリモートサポート「SupportAssist」を搭載するほか、専任テクニカルアカウントマネージャーが障害解決を支援する「ProSupport Plus」を組み合わせることで、トラブルシューティングまでにかかる時間を最大90%削減できる、としている。

 また、第14世代 PowerEdgeでは、「R940」「R740」「R740xd」「R640」「M640」「FC640」「C6420」の7モデルが用意され、それぞれターゲットとするワークロードに最適化したスペックを備える。税別価格はR940が168万5600円から、R740が71万9000円から、R740xdが76万9900円から、R640が70万1900円から、C6420が28万6500円からとなる。すでにR940、R740、R740xd、R640、C6420は全世界で提供開始しており、FC640やM640、そのほかのモデルについては17年下半期に提供する予定だ。(山下彰子)