ブラザー販売(三島勉社長)は5月18日、東京都中央区にある東京コンベンションホールで自社製品やソリューション展示を中心とした年次イベント「Brother World JAPAN 2018」を開催した。来場者数は約1000人。

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基調講演をする三島社長

 基調講演で三島社長は、5月9日に発表したブラザー工業の2017年度実績を改めて解説。「売上収益は前年度比11.2%増の7130億円、営業利益は16.1%増の687億円と、売上収益、営業利益とも過去最高に達した。全事業、全地域でいい数字を残すことができた」と話した。

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業績の推移

 18年度については「中期経営計画3か年の最終年度であり、創業110年という節目を迎える。さらに6月にはブラザー工業の社長が変わる。いろいろな意味で節目の年になる」とした。

 中期経営計画では、SMB(中堅・中小企業)戦略とバーティカル戦略の2本柱で進めている。同社はこれまで、SOHO向けプリンタ市場で確固たる地位を築いてきたが、今後はより印刷枚数の多いSMB市場へターゲットを広げていく。そのための製品、ソリューションの強化を進めている。

 三島社長は「ハイスペックシリーズを拡充してきた。ハードウェア面では印刷速度、耐久性が、ソリューション面ではセキュリティシステムとの連携が重要になる。さらに、大型モデルに搭載している機能を小型モデルにも備え、大型モデルと同じことができるようにしている」と話した。

 バーティカル戦略では、業種・業態を広げている。これまでの店舗、医療、製造に加え、金融、メンテナンスまで拡大。「手書きで対応している現場はまだ多い。こうしたところに広げていく」と今後の方向性を語った。

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業種・業態別ソリューション提案ゾーン

 このほか、国全体で取り組んでいる働き方改革については「今年中に東京支社をリニューアルし、働き方改革を実感できるオフィスとして生まれ変わらせるプロジェクトを進めている」と発表した。