昨年は、顧客のIT投資に対する意欲が感じられ、決して悪くない一年だった。そのなかで当社は主軸であるSOHOからSMB市場への事業拡大に取り組んでいる。SOHO市場は昨年堅調で、今年も引き続き伸びていくだろう。主軸事業が安定している間に新たな事業を開拓していく。昨年までの取り組みを通して、SOHOとは違った顧客のニーズ、プリンタに対するこだわりがわかった。今年はこのニーズに応えていく。また、ブラザー工業が、買収した英・ドミノ・プリンティング・サイエンシズとの産業用印刷機の共同開発に取り組み始めた。産業用印刷機の販売を行う将来を見据え、営業力、マーケティング力を今から身に着けていく。

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三島 勉
社長

 SMB向け、医療向けの販売店強化施策は昨年に引き続き、今年も取り組んでいく。販売店は採用しているプリンタメーカーがある程度決まっているので、取り組みを初めてすぐに結果が出るものではない。しかし、販売店が新しい商材を探している時に声をかけてもらえるような関係づくりは必要だ。短期ではなく、中期で取り組み、SMB、医療の業界でブラザーのポジションを上げていく。

 ブラザーグループは16年度から中期戦略「CS B2018」に取り組んでいる。事業・業務・人財の三つの変革を進め、今後の成長が見込まれる産業用領域や新規事業に重点を置くことを目指している。今年がその最終年度となる。事業改革ではまだSOHOの一本足状態なので、新規事業への取り組みをさらに加速していく。