ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン(ウォッチガード、谷口忠彦社長)は、パートナーやユーザーに向けて無線LANセキュリティの重要性などを解説する「無線LANセキュリティセミナー」を開いた。米国本社から来日したアジア太平洋、日本地域担当バイスプレジデントのシルヴァン・ルジュン氏や、同社の無線LAN製品を担当するプロダクト・マネジメント・ディレクタのライアン・オルシ氏らが登壇し、同社の「WIPS(ワイヤレスIPS)」などのソリューションについて解説した。

「無線LANセキュリティセミナー」を開催

 
米ウォッチガード
シルヴァン・ルジュン
アジア太平洋、日本地域担当
バイスプレジデント
 セミナー開始に先立ち挨拶を行ったルジュン氏は、「日本においてウォッチガードは、UTMなどではある程度の知名度がある会社だと思うが、Wi-Fiや無線LANセキュリティの世界では、まだまだ知られていない」と説明。「世界的にも当社の製品は伸び余地がある」と強調した。

 そのうえで、セミナーに参加したパートナーに対し、「無線LANセキュリティの提供によって、新たな収入源を得ることができる。ドイツ、英国、米国などではすでに大きな成功を収めており、パートナーに大きな収益をもたらしている。また、無線LANセキュリティ製品単体だけではなく、UTMとバンドルしたり、アップセルで提案したりすることも可能だ」とアピール。ユーザーに向けては、「無線LAN接続を提供するだけでなく、セキュリティを担保することが必要。ユーザーを守ることは企業のブランドを守ることになり、ひいてはブランド価値から生まれる収入を守ることにつながる」と訴えた。

 続いて登壇した米ウォッチガードで無線LAN製品を担当するオルシ氏は、「世界のインターネットトラフィックのうち、非常に多くがWi-Fiを介して行われている」と、Wi-Fi市場の成長を指摘。こうした背景から、ウォッチガードでは3年前からこの市場に向けて製品展開を開始したという。

 
米ウォッチガード
ライアン・オルシ
プロダクト・マネジメント・
ディレクタ
 また、オルシ氏は、「Wi-Fiセキュリティの世界で最も大きな問題となっているのは中間者攻撃だ」と強調する。中間者攻撃とは、攻撃者が通信している2者間に入り込み、情報を盗聴したり改ざんしたり、なりすましたりすること。「(PCやモバイルデバイスなどの)端末とアクセスポイント間の接続の間に入って情報を傍受していく。そこからさらに複雑な攻撃に発展させていくことも可能だ」と警鐘を鳴らす。

 こうした中間者攻撃への対策として、特許技術を利用した「WIPS」による正規/不正/外部といったアクセスポイントの自動分類や、検知・防御機能などが有効だと主張。「競合製品との差異化にもなっている」と話す。セミナーでは、実際にWIPSのデモを実施し、他社アクセスポイントと比較しながらセキュリティ性能をアピールした。

 このほか、当日はWIPSによるセキュリティ保護を実装する方法や、クラウド型セキュア無線LANソリューション「WatchGuard Wi-Fi Cloud」の紹介なども行った。(前田幸慧)